徒然ピアノ日記

2019.4.28

「母のピアノ」

 平成も残すところ二日となりました。GWが明ければ、年号が変わっているのですね。新しい時代が、平和で希望の持てる未来でありますように。

さて、先週 実家のピアノを娘の家に移しました。高校時代に買ってもらったウォルナットのYAMAHAのアップライトピアノです。私が結婚で家を出てからは、母がずっと弾いていました。毎日丁寧に磨いて、大切に使ってくれていたおかげで、30年以上経っているのにまるで新しいピアノのようです。

無事に娘の家のリビングに収まって、これも母が丁寧に洗って、ピシッとアイロンをかけておいてくれたアイボリーのカバーをかけました。実家にあったのと同じピアノなのですが、少し違った感じに見えました。その内に、このリビングに馴染んでいくのでしょう。

次の日、娘と孫と一緒にピアノのお礼に行きました。ピアノの部屋は、ガランとしていて、絨毯には丸いピアノの足跡がありました。「ショパン泣くピアノ処分の日の夜に」父の川柳のノートに書いてありました。思えば、私が物心ついた頃から実家にはいつもピアノがありました。父も寂しい気持ちがしたのかもしれないな、と思い振り返ると膝の上にひ孫を抱いて笑っていました。何か救われたような気がしました。

昭和、平成、令和と時代を経てこれからも良い音を鳴らしてくれるでしょう。改めて思いました。「ピアノとは素敵な楽器」だと。

 

 

2018.10.23

「私の原点」

先日の日曜日、門下の仲間と会い、来秋のサロンコンサートの話し合いをしました。とても雰囲気の良いサロン会場なので、秋の花で演出したり、(なんとキッチンも付いているので)休憩時間にティータイムを設けたり、、イメージが膨らみます。

プログラムは、誰もが聴いたことのある名曲を集めて、お客様に楽しんでいただけるような内容にしようと決まりました。

「名曲アルバム」と言えば、子供時代に毎晩のように聴いていたレコードがありました。今はもう手元に残っていませんが、レコードジャケットは白い薔薇の写真でした。曲順も覚えています。

エリーゼのために、楽しき農夫、トロイメライ、トルコ行進曲、楽興の時、ブラームスのワルツ、小犬のワルツ、ノクターン、幻想即興曲、月の光、亜麻色の髪の乙女、雨の庭、月光ソナタ、ハンガリー狂詩曲第2番

子供心にも、ショパンの曲に憧れを抱き、トロイメライやブラームスのワルツに心癒され、ドビュッシーの音色にうっとりしたのを思い出します。妹と二人、ビクターの大きなステレオのある畳の寝室で、毎晩このレコードを聴きながら夢の国へ旅立ったのでした(笑)

思えば、この白薔薇の「名曲アルバム」こそが私の原点でした!

この頃に聴いた曲が、その後中学、高校と進み自分で弾けるようになった時の喜びが、今に繋がっているのだとと思います。

来年の秋、子や孫に、半世紀前(!)の自分に聴かせてあげるつもりで演奏できる事、本当に幸せなことです♪

 

2018.10.3

「フリューゲル・クランツコンサート 31th」へ向けて・・・

私の恩師である、藤田圭子先生が遺して下さった「フリューゲル・クランツ」の仲間とのコンサートが来年10月に決まりました。今年の5月の追悼コンサートには、沢山の方にお越しいただけて何よりの供養となりました。

次のコンサートへ向けて、今月の企画ミーティングからスタートです。年代は違えど、同じピアノの道を歩んで来た者同士。集まればいつも楽しすぎて、アッと言う間に時間が過ぎていきます。帰り道、充実した楽しい時間の余韻の中で「私もピアノの練習を頑張らないと!」と思えるのです。